2018.07.19
減築して増築するリフォーム工事 ~その4~
岩田店の鈴木です。
酷暑の中、現場は進んでいます。
外壁が下地の状態まで出来ました。
白い紙が貼ってあるのが解ると思いますが、これが透湿・防水シートです。
当社のオリジナルの社名入、特注品です。
実は、このシートには大変重要な役割があります。
①外部の雨水を壁の内側に入れない事。
雨水は木材の天敵、濡れることで腐朽菌やシロアリを招き朽ちていきます。
②丈夫で簡単に破れたりしない事。
外壁に沿い隙間なく建物を覆い包まなければいけません。
その為には施工中に簡単に破れるようでは完成後の品質に影響します。
③湿気を通して壁の中の結露を外部へ追い出す。
水分は外部だけでなく、室内からも壁の中へ入り込みます。
壁内結露として知らない間に壁の中に水が溜り、腐りやカビの発生元となります。
さらに水分が効率よく排泄されるようにする工夫として
シートで防がれはき出された水分が外気に効率よく放たれるよう
通気胴縁という特殊な下地が、外壁に水平に取り付けられている横棒です。
遠い将来、
この建物がその役割りを終えた時、
壊された壁の中から社名の入ったこのシートを見た人が
「この長持ちした建物は、レオック(現:小野工務店)という会社が作ったのか・・・」
んなんて言ってくれたらいいなぁ・・・
・・・つづく